ニコチンはタバコに含まれている主な成分です。ニコチン依存症という言葉も聞いたことがあるでしょう。このニコチンについてしっかり理解している人は少ないかもしれません。

タバコと灰皿

チャンピックスの副作用

禁煙外来などで処方される医薬品がチャンピックスです。
禁煙補助薬として使用し、計画的な禁煙プランを支援してくれる特徴があります。
ただし、副作用の可能性が指摘されているので、あらかじめ確認しておきましょう。

厚生労働省で公表している安全性評価対象例は3,627例あり、そのうち約67%に当たる2,415例で副作用の報告があります。
安全評価対象例は、副作用などを確認して安心に使用できるか臨床検査で確認した内容で、その内訳もチェックできます。
最も多い反応が吐き気で28.5%、不眠症が16.3%、異常な夢を見た人が13.0%さらに頭痛が11.6%などの副作用があったと報告されました。

チャンピックスの重大な副作用の例に挙げられているのは、血管浮腫という血管の浮腫みのようなものが起こり、浮き上がって見える症状をさします。
また、皮膚粘膜眼症候群という粘膜に水疱が出来たり目の粘膜が充血したりするなどの症状が現れる可能性があるでしょう。
重大な副作用は、頻度不明となっており、何人に1人の割合で起こるのかは確認されていません。

その他に知られているチャンピックスの副作用は、食欲不振、多飲症、気管支炎、感情不安定、気分変動、狭心症、耳鳴り、結膜炎など多様です。
ところがその他の副作用は出現率が0.5%未満、もしくは5%未満とされるので、稀に出る症状だと考えてよいでしょう。

特定の疾患がある場合は、医師が判断して投与量の調整を行うので、この点も理解しておくと安心です。
高齢者や腎機能障害のある人、また人工透析を受けている人は、チャンピックスを飲む前に申告しておきましょう。
腎臓機能障害があると、チャンピックスの有効成分の濃度が高くなることで、副作用を強く感じる可能性があるとも指摘されています。
肝機能障害のある人は、副作用にあげられる黄疸に注意しましょう。

もう1つの注意点は、うつや精神障害、さらに自殺念慮のある人が使用すると、精神症状を悪化させることもあるので、慎重に使用するように注意喚起されています。
特に自殺念慮がある場合は、細心の注意を払って安全性を確保することが重要です。
耳鳴りの副作用があることを考えると、難聴で治療を受けている人や、診断がまだでも難聴を疑っている人は注意が必要でしょう。

チャンピックスは処方箋医薬品で、医師の指示のもと処方される薬です。
劇薬の規制区分に入っているので、使用の際には効果だけでなく副作用も理解しておくと安心に使えます。

吐きたくなる人が多発!重篤な場合は?

副作用の中でも吐き気を訴える人が多いのが、禁煙補助薬のチャンピックスです。
禁煙補助の効果が高いと言われるのは確かなものの、チャンピックスは処方箋医薬品でもあり、規制区分には劇薬とも記載されます。
精神的な疾患の治療を受けている人は、チャンピックスの使用を慎重に行うのが基本です。
うつ病や精神障害の診断を受けている人は、その症状の中にも吐き気が含まれているとチャンピックスによって、重篤な吐き気を感じることもあるでしょう。

肝機能障害のある人についても、吐き気の症状が出やすいので、チャンピックスにより吐き気が強くなることがあると考えて構いません。
吐き気が強かったり、回数が多くなったりしたときは、専門家の意見を聞いたうえで対処することが必要です。

しかし、チャンピックスは医療機関から処方される医薬品で、禁煙計画に基づき通院しながら使用します。
副作用に関する相談を受けていること、適切な処置が受けられる環境があるので、過剰な心配をする必要はないでしょう。
自分自身の様子を確認し、不安に思ったときは医師に相談することで安心して飲むことができます。
服用するチャンピックスの調整もできるため、禁煙に挫折することなく継続することが可能です。

副作用の中の重篤な症状が出た場合や、他の副作用でも症状を強く感じた時は服用を中止して、医療機関を受診するようにしましょう。
チャンピックスでの禁煙を始める前に、主な副作用に関する説明があります。
毎日の状態を把握するためのガイドブックも配布され、注意点を掲載しているので確認することが大切です。
メモ欄を活用するなどして、自分自身の変化を書き込むと副作用が把握しやすくなるでしょう。

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